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SUPER GT 2011 富士 GT500レビュー [SUPER GT]

昨日富士スピードウェイにて開催されたSUPER GT 第2戦(実質開幕戦)。
降りしきる雨の中、壮絶なレースが展開されました。
かなり過酷なコンディションの中、コース内にいるだけでも大変だったようです。


さて、ここからはGT500の私的決勝レースレビューです。
※前のブログの時はよく書いておりましたが、かなり久々です。
 先に告知しておきますが、ワタクシはNISSAN派です。
 内容に偏りがあることをあらかじめご了承ください。


GT500決勝結果
1 23号車 MOTUL AUTECH GT-R
2 6号車 ENEOS SUSTINA SC430
3 19号車 WedsSport ADVAN SC430
4 36号車 PETRONAS TOM'S SC430
5 38号車 ZENT CERUMO SC430
6 39号車 DENSO SARD SC430
7 24号車 ADVAN KONDO GT-R
8 17号車 KEIHIN HSV-010


結果だけ見ると、GT-R優勝、上位はSC430が占める、HSV勢は8位が最上位。
このような形となりました。
予選の順位を考えると、このようなフィニッシュは予想できなかったですね。



まずは、タイヤチョイスから。・・・これが今回のレースのキーポイントでした。
予選ポールの39号車と2番手の46号車は共にミシュランタイヤ。
このトップ2のミシュランタイヤ勢のタイヤチョイスが大失敗。
共に2種類のレインタイヤのうちの1つを選択しましたが、
全く路面にあわずに、ずるずると順位を下げる結果となりました。


予想以上にスタート時の雨はひどく、水が流れているような状態。
そのコンディションにうまくマッチしたのがGT-RのBS勢、12号車と23号車。
序盤、他のマシンが苦しむ中、インパルとニスモが快走。
3番手にもヨコハマタイヤのGT-R24号車がつけ、GT-Rの1-2-3体制。
・・・この時は「今年のGT-Rはやってくれる!」と思いましたが(苦笑)。


先頭を走る12号車。久々にインパルの快走を見て、これは行けるかもと・・・。
が、しかし、18周目の最終セクションにて挙動を乱しGT300のフェラーリに接触。
左リアを大破、オレンジボールが出てここで12号車の初戦は終了。
ここでトップにたったのはNISMO23号車です。
ここからのブノワの走りは見事でした。雨の中をコンスタントに走り、
ドライバー交代のギリギリまで引っぱり本山にバトンタッチ。


ここで少し他マシンの話も。
SC勢ではトップスタートの39号車はピットインしタイヤを交換。
後方から徐々に追い上げを開始してきます。
初参戦の19号車はタイヤ無交換で順位を押し上げる。ヨコハマタイヤの威力も抜群。
35号車はやや苦戦、38号車は上位をキープする走りもピットで4輪交換が裏目に。
6号車は速かったですよ。ピットもタイヤ無交換で伊藤大輔で追撃態勢。

HSV勢は・・・、今回の富士に関しては「厳しかった」ということ。
レインコンディションのポテンシャルに課題が残る結果になりました。
タイヤおよびマシンのセットアップ、窓の曇りおよび水滴対策など課題は多そう。
ドライでは1号車のウイダーが速さをみせていただけに、残念な結果となりましたね。
次戦岡山に期待です。※次はドライでレースできることを願っております。



さて、後半です。
一時、雨は弱まりましたが、強く降ったり若干弱まったりの繰り返し。
路面温度も低く、ドライバーにとっては非常に厳しいコンディションです。
全車ピットが終わった段階で、トップは23号車、2番手に6号車、3番手には19号車!
19号車は今年からGT500に参戦している坂東組ですよ。
雨のヨコハマ、このように言われていますが、タイヤが路面にジャストフィット。
後半ドライバーが荒選手というのも、経験豊富で期待が持てる感じ。
さてトップと2番手の差は約18秒程。
・・・正直、本山で18秒差、「これは勝ったな!」と思いました。
が、そうはいかないのですねぇ〜。
23号車と6号車は共にタイヤ無交換。
しかし6号車のペースは23号車をかなり上回るペースで雨の中を快走。
かなりあった差は目に見えてなくなり、3秒程に・・・。
そこから23号車本山がペースをあげ、一時は6秒以上の差に戻ります。
しかししかし、雨がさらに強まるとまた差は3秒程に・・・。


このあたりの雨の量は本降りでした。
完全に水が浮いているのが見える程、ヘビーウェットコンディション。
かなりのマシンが挙動を乱し、コースアウト/スピンが多数発生。
しかし、雨は弱く/強くを繰り返していたので、判断が非常に難しいところ。
遂にというか、ここで?というタイミングで赤旗中断=レース終了。
ラスト6周というタイミングでした。


6号車が猛追していて、23号車がどう凌ぐか、
これから超〜楽しい展開が待っていたというところでの赤旗終了。
なんとも言えませんが、これもレースです。
・・・これがレース。
ファンを魅了することももちろんですが、安全確保も重要な要素です。




最終結果としては、23号車の優勝。NISSANファンのワタクシとしては嬉しい限り。
・・・美味しい日本酒を昨夜は満喫させていただきました。
また上位にSC430勢がズラリと並んだことには意味があると思います。
初参戦の19号車は3位、46号車が10位。
MOLAには、次戦以降頑張って欲しいです!
後は、HONDA勢の復調?というか反撃も楽しみです。
やはり3メーカーがガチンコで競い合うところがGT500の見所でもありますので。



IMG_4474.jpg
パドックで快く撮影に応じてくれた35号車A.クート選手。
脇阪選手とのコンビですが、今回は予選から苦戦しておりました。
次戦以降の巻き返しに期待したいところです。



次回はGT300をレビューしてみますので、お楽しみに!
タグ:super gt GT-R
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bird

日産優勝おめでとうございまーす!
大変なレースだったようですね ^^;;
by bird (2011-05-03 00:46) 

青苺シル子

やはり相当な雨量だったのですね。
妹はツイッターを読んでレースの様子を見ていたようなのですが、赤旗が出た時点で「これがニスモを勝たせるためのものだったら許さん」みたいなことを呟いている人が居たそうです。
それを聞いて「絶対にあり得ん!特に富士でそれは、あり得ん!!」と苦笑まじりに断言していた我ら姉妹でした。
by 青苺シル子 (2011-05-03 14:52) 

hirosuda

birdさん、こんばんは。
雨で大変なレースでしたよ・・・。
しかし、見所満載でとっても満足したレースでもありました!
ようやくシーズンがスタートして嬉しい限りです。
by hirosuda (2011-05-03 17:52) 

hirosuda

青苺シル子さん、こんばんは。
雨は結構降っておりました。赤旗は妥当なジャッジですね。
いや〜、NISMOを勝たせるための赤旗ではなかったです。
確かに富士では絶対にありませんね(笑)。
決勝日は息子を雨から避難させるので精一杯で、
のんびりとピットビルにおりました。
これで、今シーズンの戦力が少しわかった気がします。
次の岡山も楽しみです!
by hirosuda (2011-05-03 17:55) 

レス

本番OKらしいです(人・ω・)★ http://l7i7.com/
by レス (2012-02-03 04:56) 

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